分電盤とオーディオルームとをつなぐ専用配線、すなわち「オーディオ専用屋内配線」は電源にこだわるオーディオファイルの目標であり、到達点のひとつです。「オーディオ専用屋内配線」の歴史は、オヤイデ電気の”EE/F-S 2.6”が切り開いたと言っても過言ではありません。その圧倒的なパフォーマンスは、オーディオファイルの強い熱意に、期待以上の結果をもたらし、以来「オーディオ専用屋内配線」のリファレンスとして君臨し続けてきました。「史上最高の電源ケーブル」とまで評された”EE/F-S 2.6”ですが、PCOCC-A導体の供給終了により、弟分の” EE/F-S 2.0”とともに惜しむべくも生産終了となります。しかし”EE/F-S 2.0/EE/F-S 2.6”の復活を望む声は後を経ちません。その期待に応えるべく、初代の登場から9年目を迎える2015年、精密導体102 SSCを採用した”EE/F-S 2.6 V2”が登場。その圧倒的な存在感は、オーディオ再生の底力を根底から刷新するに十分であり、オーディオファンの熱意にこれほど訴えかけるケーブルは稀です。まさに、使ったものだけが味わえる、禁断の境地を奏でるオーディオ専用屋内配線です。
※精密導体"102SSC"について詳しくはこちらをご覧下さい。
導体直径は屋内配線としてオーバースペックとも言える2.6mm単線とし、あらゆるシチュエーションに対応可能な3芯構成としました。3芯ともに102 SSCを採用しているので、お客様のニーズに合わせて、単層100Vから単相200V、三相200Vまで幅広いニーズに対応できます。絶縁被覆は、3芯屋内配線に用いられる赤/白/黒の色識別とし、電気工事業者が迷うことなく電気配線できるよう配慮されています。
導体の絶縁被覆には、電気特性に優れたポリエチレンで絶縁。ポリエチレンは、一般のPVC絶縁に比べて誘電率が1/4という極めて低い値を示すことができ、伝送ロスを低減。濁りの少ない再生音に寄与しています。この優れた絶縁特性と、2.6mm単線の相対断面積(5.3sq相当)を以って、耐電圧600V最大30アンペアというハイパワー伝送と、アグレッシブなレスポンスを提供します。
“EE/F-S 2.6 V2”には、まさにオーバースペックとも言える、極めて頑強な0.1mm厚の銅箔シールドを施しました。隙間なく巻きつけられ、遮蔽率100%を誇る、この銅箔のおかげで、“EE/F-S 2.6 V2”は一般のノンシールド平行線に比べて30dB以上のノイズ耐性を示します。この銅箔シー ルドには、アース線として十分な太さを有するドレイン線(30/0.18)を配置。銅箔シールドをアース接地したい場合にも、容易に対応可能としています。 また、導体と銅箔シールドとの隙間を埋める内部介在には、ポリプロピレンテープを採用し、電気特性と強度の向上に最善を尽くしています。
外装には、優れた強靭性と制振性を併せ持つオーディオ専用 ハロゲンフリーシースを採用。21世紀のオヤイデケーブルを特徴づけるシース材とも言える、このハロゲンフリーシースは、再生クオリティの向上に少なからず好影響を与えています。従来のPVCシースでは得られない、淀みなく澄み切った再生能力は、前述のポリエチレン絶縁と相まって、オヤイデのオーディオ用ケーブルに欠かせないマテリアルとなっています。102 SSC導体、ポリエチレン絶縁、ハロゲンフリーシースの三位一体が織りなす新世代のクオリティサウンドをご堪能下さい。
品名 | EE/F-S2.6 V2 |
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構造 | 3芯シールド |
導体 | 102SSC |
導体径 | 2.6mm単線 |
絶縁体 | ポリエチレン(黒・赤・白) |
介在 | ポリプロピレンテープ・不織布テープ |
シールド | 銅箔テープ |
ドレイン線 | 軟銅線(30/0.18) |
ケーブル外装シース | オーディオ専用ハロゲンフリーシース |
ケーブル外径 | 14.5mm |
定格 | 600V/30A 75℃ |
その他 | 100m束巻 <PS>E準拠 JIS規格準拠 |
JAN CODE | 4582387102035 |
価格 | オープンプライス:実勢価格 7,480円/m(税込) |
発売日 | 2015年5月1日 |
注意事項 | 本ケーブルは、分電盤-コンセントとを結ぶ屋内配線です。コンセントからオーディオ機器に接続する電源ケーブルには、法律上ご使用になれません。 |