水準器、EPアダプター、レコードスタビライザーの3つの使い方ができるSTB-EP。このページでは、STB-EPでレコードをより楽しく高音質に聴くための3つの秘訣をわかりやすく伝授します。
その① 「レコードプレーヤーを水平に!!」
Q1. レコードプレーヤーを水平に置かないといけないのはなぜ?
A1. 針飛びや音切れが生じやすくなるからです。
レコードプレーヤーが水平に設置されていないと、トーンアームの動きが悪くなり、レコード針がレコードを正確にトレースできなくなります。そうすると、左右の音量バランスが崩れたり、針飛びや音切れが生じやすくなるのです。また、ターンテーブルを回すモーターにも負荷が掛かり、レコードプレーヤーの寿命を縮めてしまい、レコード盤も傷みやすくなります。STB-EPを使ってレコードプレーヤーの水平バランスをとってみましょう!
まず、レコードプレイヤーのセンタースピンドルにSTB-EPをセットしましょう。
レコードプレイヤーの脚を回して高さを調整し、レコードプレイヤーを水平にします。
気泡が真ん中からずれています。気泡側が高くなっていて、反対側が低くなっています。
気泡が赤丸の中心にくれば水平です。高さ調整機能がないプレイヤーは、紙やコインを脚に挟みます。
その② 「不要な振動を抑えよう!!」
Q2. スタビライザーってなに?
A2.レコードに乗せる重石(おもし)のことです。
レコードからなぜ音楽が聴けるかというと、レコードの音溝に刻まれたわずかな高低差をレコード針(カートリッジ)の針先がトレースし、その機械的な振動が電気信号に変換され、アンプやスピーカーを介して我々の耳に届くのです。しかし、レコードを回すモーターやターンテーブルは回転すると当時に不要な振動も発しています。不要な振動が針先に伝わると、音溝の信号と混ざり合って音がもわ~っと濁るのです。
レコードをかける時にSTB-EPを一緒に乗せてみると、STB-EPが重石(おもし)となってレコード周りの不要な振動を抑え込みます(スタビライザー機能)。不要な振動が減ると音がクリアーになって、音質が格段にアップするのです。STB-EPのボディは楽器などによく使われる真鍮でできています。真鍮は磁気を帯びることがないので、レコード針の動きに悪影響を与えることがなく、スタビライザーに最適なのです。小さくて扱いやすく、レコードの音が良くなるSTB-EP。「レコードにはSTB-EP」を習慣にしましょう!
レコードにSTB-EPを乗せるだけ。
不要な振動をピタッと押さえ込みます。
その③ 「ドーナツ盤を楽しもう!!」
Q3. ドーナツ盤(7インチシングル)を聴くためのEPアダプターって、どれを使っても同じじゃないの?
ドーナツ盤の穴にはレーベルや生産国によってばらつきがあります。また、意外にもレコードプレーヤーにおまけで付いているプラスチック製のEPアダプターの直径にもばらつきがあり、ドーナツ盤を嵌めたときにガタが出る、あるいはドーナツ盤がきつすぎて嵌まらないことも。ドーナツ盤とEPアダプターとの間のガタが大きいと、ドーナツ盤の中心位置が定まらず、ドーナツ盤が偏心して回転してしまうため、トーンアームが左右に盛大に揺すぶられて、レコード針がドーナツ盤をきちんとトレースできず、音質が低下するのです。
使い方はいたって簡単。ドーナツ盤を聴くには、まずSTB-EPをスピンドルにセットします。
そして、ドーナツ盤をSTB-EPに通せばOK!あとはレコード針を落として音楽に浸りましょう♪
さて、STB-EPでレコードをより楽しく高音質に聴くための3つの秘訣はいかがでしたでしょうか?
この秘訣を参考に素敵なレコードライフをお送りください。