
シンプルだからこそ作りこまなければならない。これは、オヤイデ電気の哲学でもあり、クラフトマンシップでもあります。使用部材のそれぞれが個性を主張しながらも、見事なまでに調和を生み出していくのです。2007年、オヤイデ電気は長年培われてきた製品へのこだわりをベースに、大胆にもCFRP(カーボンファイバー)を採用したヘッドシェルを製造しセンセーショナルを巻き起こしました。それはオヤイデ電気がアナログというカテゴリーへの参入を決定づける表明でもありました。そして2009年、また新たなアイテムが登場します。
シェル・リードワイヤーはわずか42mmというオーディオケーブルの中でも最短の接続ケーブルです。しかし、その42mmという長さにも私たちは情熱を注ぎます。”HSR-CU”は今まで数々の銘品を生み出してきたPCOCC-A(単一方向性結晶無酸素銅線)を導体に採用。その、導体構造にもオリジナリティが光ります。素線全体を撚るのではなく、0.08mmの素線を幾何学的に安定した1ユニット20本同心撚り構造にし、さらに3つのユニットを1つのグループ化しました。
また外装には絶縁物の中でも群を抜いた電気特性を持つPFAを採用。しかも、絶縁体の厚さは0.18mmという驚異的な薄さを実現。これら胴体構造、絶縁体による伝送ロスをストイックなまでに軽減しているのです。端末チップ部にもオヤイデらしさが反映されています。リン青銅を母材とし、経年による酸化防止と導電率の向上を図るため24K金プレーティングを施しました。また、埃の付着による導電率の低下を防ぐため絶縁チューブを装着。これら、一つ一つの検証の積み重ねを行い創り上げられた”HSR-CU”。違いは歴然です。
オヤイデ電気では常に厳選した高品質素材を採用することにより、高い次元のクオリティを確保しています。さらにその厳選された素材は、日本が誇るクラフトマンシップによって創り上げられます。決して時代に流されない強い意志と、常に独創性を追い求める探究心。それらが原動力となって、オヤイデ電気では常にアイデンティティのある製品を世に送り出してきました。”HSR-CU”によって、アナログのさらなるリスニング・プレジャーを体感してください。
名称 | HSR-CU |
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導体 | PCOCC-A(3/20/0.08) |
絶縁 | フッ素樹脂(PFA) |
シェルチップ | 24K金メッキ リン青銅 |
長さ | 42mm 4本入り 先端部(赤、白、緑、青) |
JAN CODE | 4562112760822 |
定価 | 1,800円(税別) |
発売年月日 | 2009年5月15日 |