近年注目を浴びる多くのハイレゾ対応オーディオプレイヤーの中でも、最もエントリー向けかつ最もコストパフォーマンスが高いモデルとして、2014年12月に発売された「FiiO X1 Silver/Gold」、そして1年後に発売された「FiiO X1 Black/Blue」は、数多くのユーザーや各方面のメディアから大きな賞賛の声を受け、単体DAPユーザーの間口を広げることに成功してきました。
そして2016年、既に生産完了となった初代X1からバトンを受け継ぐ形で、UIやビルトクオリティの洗練を加えつつBluetooth機能などの搭載等さらにユーザビリティを高め、もちろんそのコストパフォーマンスの高さはそのままに、X1は第二世代である“2nd generation”へと進化しました。

歴代のXシリーズを生み出してきた経験と研究成果を基に、前世代に搭載されていた物理的スクロールホイールから変更し、ユニークで新しいタッチホイールを搭載しました。
また、Bluetooth機能(version 4.0)を新規搭載し、ワイヤレス・ヘッドフォン/イヤホン/スピーカー等の無線再生機器とのペアリングに対応。現代のニーズに合わせてポータブル・プレイヤーとしてのユーザビリティを高めました。

製品クオリティの向上を追求するため、各パーツは丹念に選定され、前モデルより更に完成されたストラクチャーとして一体化されました。またオールアルミニウムのボディは剛性感を高め、エッジに丸みをもたせたことで、手のひら上での操作により適したエルゴノミックなデザインへと進化しています。

X1 2nd のヘッドフォン出力はアナログライン出力(出力音量調整可能)と兼用になり、内部のメニューでの切替方式となっております。外部のポータブルアンプと組み合わせれば、よりダイナミックなリスニング体験への可能性が広がります。
また、1基搭載された外部microSDカードスロットの最大容量が前モデルの128GBから256GBに正式に拡張。より多くの楽曲をこのコンパクトなボディに詰め込んで持ち運ぶことが可能になりました。

X1 2nd のオペアンプICにはさらにパワー効率を高めかつ音質を向上するために新たにISL28291を採用し、また最適なローパスフィルターとしてTI OPA2322を選定。
またDAC ICには、前モデルに搭載されていたPCM5142より、さらに高いS/N比とバランス出力機能を誇るプロフェッショナル仕様のPCM5242を新規に採用し搭載しました。

X1 2nd gen.にはエンジンと共に自動で電源のON/OFFが可能な「車内モード」を搭載しています。USBケーブルでUSB端子付きのオーディオシステムもしくはシガーソケットと接続することにより有効にすることが出来ます。
<設定方法> システム設定→USBモード→車内モード
- エントリークラスのハイレゾ・ミュージックプレイヤーとしての圧倒的なコストパフォーマンス
- Bluetooth機能搭載により、さらに広がったポータブルプレイヤーとしての利便性
- 新搭載のタッチホイールによる滑らかな操作感
- メモリー再生、フォルダスルー再生、ギャップレス再生、キーロック、自動シャットダウンなど様々な機能を搭載
- FLAC/APE/ALAC/WAV/WMA/AAC/MP3など多彩なフォーマットに対応
- microSDカード(SDHC/SDXC)対応のカードスロット搭載 [最大256GB]
- 信頼のTexas Instruments製DACチップ「PCM5242」を使用
- オペアンプバッファーにはIntersil ISL28291を使用
- ヘッドフォン出力とライン出力はシステム設定での切替により1つのジャックで兼用(3.5mmステレオミニ)
- ドラッグ&ドロップによるファイル移動と自動ライブラリ更新機能搭載
- 再生ファイルの音質を周波数帯域ごとに細かく調整可能な7バンド・グラフィックEQを搭載。ユーザーカスタムも合わせて8個のプリセットが使用可能
- ブラック/ピンク/ライトグレー/ブルー/ダークグレー/ベージュの6色からUIの背景テーマを選択可能。
- 初代X1からさらに軽量化したアルミニウム合金のボディは僅か102gの軽さ。
- 非常に手になじみやすいポータブルユースにとって完璧なサイズ感を提供。
- 連続約12時間以上再生可能(再生ファイルにより変化)
※1 - Bluetoothコーデックについて、秋ヘッドホン祭2016で参考出品されていた際はapt-X対応と案内されていましたが、製品版は未対応となります。(将来的な対応については現在のところ未定)
※2 – 日本国内の技術基準適合認証については、正規販売品のみの対応となります。もし並行輸入品の購入者が本機を使用した場合、Bluetooth機能使用の有無に関わらず、使用者が罰則の対象となります。
※3 – 2016年12月1日の時点で、FiiO社から本機種の曲数制限が30000曲である旨が未だアナウンスされていなかったことが判明致しました。弊社での確認不足もその一因となります。誠に申し訳ございませんでした。また、制限撤廃の可能性はFiiO社によると現時点で低く、撤廃すると全体のシステム不具合を引き起こす可能性も存在するとの事です。
- 以下、使用microSDカードの使用条件となります。追加でご購入の際はご確認の程お願い致します。
- 最大容量256GB/1基
- Class6以上のスピード推奨
- microSDHC, microSDXC対応
- ファームウェアのアップデート時に使用するmicroSDカードはexFATまたはFAT32フォーマットである必要があります。(FAT32推奨) また、出来るだけ他にファイルの入っていないカードをお使いください。
- microSDカードの不具合や本機種との相性問題に起因する動作不良に関しましては、いかなる場合でも弊社の保証対象外となります。
- 本体にシステムエラーなどが起こり動作停止してしまった場合は、本機種においては電源ボタンがリセットボタンを兼ねておりますので、電源ボタンを10秒以上長押しして本体電源をリセットしてください。(2016/11/30追記)
対応フォーマット (ハイレゾ) |
FLAC/WAV/ALAC/APE/WMA |
対応フォーマット (16bit以下のみ) |
MP3/MP2/AAC/WMA/OGG/etc... |
出力 | >90mW(16Ω) / >70mW(32Ω) / >8mW(300Ω) |
S/N比 | ≥113dB (A-weighted) |
歪み率 | >0.003% @1KHz |
ビットレート | 16bit/24bit/32bit (32bitはWAVとAIFFのみ) |
サンプルレート | PCM [44.1/48/88.1/96/176.2/192KHz] |
適応インピーダンス | 16Ω~100Ω |
アウトプット | ヘッドフォン/アナログライン(兼用) |
メモリ用カードスロット | microSD x 1基搭載 (最大256GB) |
オペアンプ IC | ISL 28291 |
DAC IC | TI PCM5242 |
USB充電 | microUSB 5V/500mA [5V/2A推奨] |
バッテリー | 内蔵リチウムイオンバッテリー [1800mAh] |
連続駆動時間 | 約12時間以上(再生ファイルにより変化) |
充電所要時間 | 約3時間 (5V/2AのACアダプタ使用時) |
外寸 | 55.5 × 97 × 12 mm |
重量 | 102g |
付属品 | 本体 クイックスタートガイド 充電用USBケーブル(USB-A - microUSB) スクリーンプロテクター x 2枚 (1個装着済み) 専用ケース ステッカー x 2枚 |
発売日 | 2016年11月18日 |
標準価格 | オープンプライス (実勢予想価格 税抜16,000円前後) |
JAN | Black : 4582387102899 Silver : 4582387102905 |