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Universe Pro-IE.jpg





<スペック>
シース素材:FEP(フッ化エチレンプロピレン)
導体素材:アニール処理済み銀メッキ高純度銅撚線
導体構成:AWG#28x6
プラグ : スイッチクラフト 3.5mm金メッキストレートプラグ
イヤホンコネクタ:金メッキコンタクトピン(IE / MX / TF / CM)
長さ:120cm

Universe Pro IE80 Pins.jpgUniverse Pro_separation01.jpgUniverse Pro Plug.jpg
UniverseEC_IE.jpgUNIVERSE PRO - IEUniverseEC_TF.jpgUNIVERSE PRO - TFUniverseEC_MX.jpgUNIVERSE PRO - MX
universe_pro_CM_800_new.jpgUniverse Pro - CMuniverse_pro_cm_ue_800.jpgUniverse Pro - CMuniverse_pro_cm_connector_800.jpgUniverse Pro - CM

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 ディテールはノーマル「Universe」とほぼ変わらないものの、スーパーアニール処理された銀コート高純度銅線ケーブルは6本まで増やされ、撚り方を変更することでさらなる高音質を追求されている。4モデルのなかでも、ハイエンドに位置づけされる製品だ。
 外観上は大差ないように見えるが、そのサウンドはノーマルに対して激変。解像度感が格段に向上し、同時に音切れも良くなったため、キレの良い、それでいて実体感のあるリアル系サウンドを聴かせてくれるようになる。例えば、ハードロックの演奏を聴くと、バスドラムとベースの絶妙なシンクロ感がしっかり伝わってくるので、普段よりグルーブ感が桁違いに高まっている。ヴォーカルも、声の質感が細やかに、しかも正確に伝わってくるおかげで、いつもよりも感情表現が豊かに感じる。その変化は、聴き慣れたはずの演奏が、別のマイクで録音し直されたかのよう。音楽に対する没頭感が、まるで違ってくるのだ。クォリティ的には大差ないはずなのだが、そのわずかな1歩が重要なのだろう。脳のどこかをプッシュして、リアリティを喚起させてくれるのだ。
 ノーマルの地味で真面目な感じも悪くないが、こちらは役者が違う。大好きなミュージシャンの演奏を余すところなく、とことん楽しみたい人にお勧めしたい。
(IE80 / IE8 でのレビューです。)