半世紀にわたって築いてきた

素材調達ネットワークと自社デザイン

国内生産による“Made in Japan”の高い品質

History

オヤイデ電気は1952年東京・秋葉原で電線専門の販売店としてスタートしました。創業当初はマグネットワイヤーを主として販売していましたが、その後の業務拡張と共に、産業用電線や電子機器用電線、同軸ケーブルなど多品種のケーブルを取り扱う専門店として現在に至ります。オヤイデ電気がオーディオと関わりを持ち始めたのは、今から30年ほど前に遡ります。当時、ケーブルによって音の変化が起こる事が徐々に認識され始めていました。当然、オヤイデ電気にもそれらのケーブルを求めにくるお客様が増え始めました。そのお客様の声に耳を傾けた創業者小柳出 一二は、、オーディオ専用のパワーディストリビューションBOXを開発し、発売を始めました。その後、彼はOFCリッツ線を用いたスターカッド構造のスピーカーコード”OR-800”を開発し発売を始めました。これらのアイテムは、秋葉原の店舗のみの販売にもかかわらず、日本のオーディオファイルへ広く浸透しました。

そして2000年、村山智が代表取締役に就任したことをきっかけに、オヤイデ電気は本格的にオーディオ用ケーブルや、アクセサリーパーツの事業展開を始めます。彼は7年間建築家の仕事をした後に、オヤイデ電気へ入社しました。その後、10年にわたりオヤイデのスタッフとして電線の販売に携わり、特殊ケーブルの設計やバイヤーとして手腕を発揮しました。彼が代表取締役に就任したことはオヤイデ電気の新たな事業への参画となりました。彼はそれまで蓄積された、オヤイデ電気と結ばれた多数の企業のパートナーシップを利用し、日本において各分野での優れた企業(製造業者)にオヤイデ製品の製造を依頼します。そして、彼が発想する独創的なアイディアは、各専門企業により技術面、性能面で様々な角度から検証され、アイディアだけではなく理論に基づいた製品として作られています。


Philosophy

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オヤイデ電気の製品は、素材の調達から加工まで全て日本国内で行われています。それは、つねに高い信頼性と品質、存在価値を持ち、斬新な技術革新によって創り出される事を意味します。オヤイデ電気の開発理念の根底には、常に「魂のこもったエンジニアリング」があります。独創的なデザイン、性能、最先端テクノロジー、コンテンポラリーなラグジュアリーがすべて調和した製品を世界へ送り出すこと。そして、新しい技術を取り入れつつ、伝統的な価値をも受け継いでいくこと。オヤイデ電気のお客様は、常に最高を求めていらっしゃいます。私たちも、そんなお客様に常に満足していただけるよう、日々努力を重ねています。オヤイデ電気は独創性を好み、画一化を嫌います。それゆえ時代の嗜好やフォーマットの変化に適応するだけでなく、それらを先取りして常にユニークな製品を開発してきました。新製品開発は徹底的な市場調査に基づいて進められ、お客様の期待を製品に反映させています。これは常にお客様を見据えた製品作りでもあるのです。

"The Japanese state of the art "これがオヤイデ電気の真価です。そしてこれは、製品への情熱であり、思い入れであり、限りない愛情を意味します。それは創る私たちの高い理想であり、お客さまの強いこだわりでもあります。そのふたつがお互いに刺激し合い高めあって、世界でも類を見ない製品が創造できると考えるからです。私たちが作り出す製品の魅力を、エモーショナルに感じてください。


Traditional craft Appearance

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オヤイデ製品の最も特徴的なひとつに、メッキの下地処理があります。パーツとして打ち抜かれた素材は、機械的にバレル研磨された後、人間の手により1つ1つ丁寧にバフ研磨を施します。これら2度に渡る研磨工程をオーディオ用として応用された例は他に類を見ません。鏡面仕上、そしてダイレクトメッキ。シンプルだからこそ作りこまなければならない。ここにも、オヤイデ電気の哲学と、クラフトマンシップが凝縮されているのです。

さらに各製品の個性は、幾度と無く繰り返された試聴テストを経て、確立させたオヤイデ独自のコンビネーション・プレーティングにあります。金、銀、プラチナ、ロジウム、パラジウムなどの素材を巧みに組み合わせ、それぞれの製品にアイデンティティをあたえます。


Exact work

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製品のパフォーマンスを最大限に発揮する試みのひとつとして、コンタクト部のパーツを製造する際、接点抵抗を減少させるために、一本の金属棒からNCマシニングによりコンタクトピンを削り出しています。これは最高のサウンドクオリティを得るための我々の妥協なき試みのひとつと言えます。先進性と創造性を併せ持つ、テクノロジーとクオリティ。さらに素材、構造の全てに妥協を許さない、強い意志とスピリットから生まれるオリジナルな世界観と魅力。その背景には、オヤイデ電気の伝統が脈々と受け継がれているのです。


Materials

オヤイデ電気製品に使用される素材は、全て日本国内で調達されます。これも品質にこだわる、オヤイデ電気製品の特徴の一つです。例えば音質の基幹となるケーブルの導体には、精密導体“102SSC”、高純度5N鍛造銀など、日本国内でしか製造することの出来ないクオリティの線材を採用しています。更に、絶縁材にはシールド効果の高い絶縁材や、ケーブルメーカーとの共同開発による振動特性に優れたコンパウンドを採用しています。また、電源アイテムには、リン青銅、ベリリウム銅など、電気特性と機械的特性に優れた素材を電極材に採用しています。



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