あれは今を遡る事2年前、とあるDJの方より1本の電話がありました。「年末にさぁ、大箱のクラブが出来るんだけどブース周りのワイヤリングやってくんない」との事。聞くと予算的に非常に厳しいらしい。うーん、どうしたものかと考えた挙句、引き受けることにしました。後日、現場確認をしたところ、パワーディストリビューターから取れる取り口は2口、機材はと言えば…なんとまぁターンテーブルが6台、CDJが2台、ミキサーが4台...その他もろもろ、アナログ、デジタル分離で2系統から電源供給して、取り口は最低10口は必要。…10口!!パソコン用でもありませんから10口なんて!
でもそこはそれ「オヤイデ電気」作っちゃいましたよ10口のタップ。ただ残念だったのは、内部配線をパラではなく渡りでしか出来なかったことです。とまぁ、こんなことも過去にはやったことあるんですという話でした。
わかる人にはわかる都内某所のブース内、右は配線したところ
シャーシ&内部配線
外のケースはこんな感じで、内部配線はMTB-4と同じ銀線を使用。配線はインレットから2系統に分けて2個、3個の直列配線です。本当はセパレートにしたかったんですが無理でした・・・
更にはこんな物まで
左の写真は、知り合いの韓国人の金さん用に製作したタップ
名前が金(キム)さんだったので当然シャーシは金メッキ、名づけて「キムタップ」
続いて、右側の写真はちょっとカラーコーディネイトしてみました。
レギュラー品はボディがクロムメッキですが、なんと焼付け塗装。左から2番目は「シャア専用」と名づけ、 弊社の試聴室で活躍中!