3.5ステレオミニプラグからRCA(L・R)で、iPod(出力)からミニコンポ(入力)。
RCA(L・R)から3.5ステレオミニプラグで、PCのオーディオボード(出力)からミニコンポ(入力)やプリメインアンプへ。
より一層良質な音を、自作ケーブルで楽しみましょう。
※ 尚、製作にあたり個人の責任で行ってください。 尚、製作にあたり個人の責任で行ってください。
写真の中のケーブルなどの紹介
- ■ ケーブル HWS-20 (1m)
- ■ ステレオミニプラグ F-12
- ■ RCAプラグ、スウィッチクラフト 3502AAU
- ■ 外装チューブ SFチューブ3 (80cm)
- ■ 収縮チューブ F(Z)φ8
- ■ 収縮チューブ HITチューブφ4
用意するもの
- ■ よく切れるはさみ ベビースニップN-838
- ■ ドライバー +,-
- ■ ハンダコテ(60Wハンダコテ)
- ■ ハンダコテ台( 簡易型こて台 No.602 )
- ■ ハンダ(SR-4N Cu)
- ■ カッターナイフ
- ■ テスター (べリンガー) CT100
- ■ テーパーリーマー3.5~13mmφ
3.5ステレオミニプラグのL・R
中心の部分が左=Lになりまして、中心の横側が左=Rになります。R=赤又L=白と明記しましたのは、反対側のRCAプラグL・R(左・右)の音声極性の分け方になります。
通常ハンダ付けを行う場合は、万力などを利用します。
最初にL・Rのケーブルの色分けを行います。今回使用の3.5スレテレオミニプラグF-12と、RCAプラグ3502AAUは、ケーブルの両端3cm位の所で、ケーブルの色分けをします。次にケーブル結束にSFチューブ3を被せます。
ケーブルにSFチューブを被せ、入力側を2つに分岐
SFチューブを2本のケーブルに被せ、3.5スレテレオミニプラグ側にスミチューブF(Z)φ8で端を止めます。
次にRCAプラグ側を約10cmあたりの所でSFチューブをカットし、収縮チューブで止めて分岐をします。その際、SFチューブをカットする前に収縮チューブを先に通しておくと、作業を行いやすくなります。
3.3.5ステレオミニプラグのケーブル径が8.0mmです。2本合わせ収縮チューブを掛けたケーブル径が約9.2mmになり、2本合わせたケーブルを通す事が出来ないので、テーパーリーマーで穴径を約9.5mmまで広げます。
3.5ステレオミニプラグのハンダ付け作業
いよいよハンダ付けです。まず、作業を始める前に半田ごては十分熱してから作業をしてください。
3.5ステレオ側のケーブルを約1.5cmほど切り、プラグボディー内に先程止めた収縮チューブが入る長さにします。
ハンダ付けは先に説明をしたように、白を中心に赤を横側に中心線をハンダ付け。
シールド部分をプラグのコールド側に一緒にハンダ付けを行います。
ハンダ付けが出来たらプラグカバーを被せます。
注意 : 長い時間小手先を押し当てていると部材を溶かす恐れがありますので、適当な時間で離すようにしてください。間隔も狭いので、芯線に予備ハンダをし作業を行なうと良いです。
RCAプラグのハンダ付け
RCAプラグと識別の赤・白とバランスを考え、3.5ステレオミニの時と同様に、ケーブルの先端を1.5cmほどカットします。そして、ハンダ付けを行う前にプラグボディをケーブルに通しておきます。先に通しておかないと、ハンダ付け後プラグボディーを通す事が出来ないので、気をつけましょう。
ハンダ付けを行うのにベリンガーケーブルテスターCT-100を使用しました。ケーブル固定を行えるので大変便利です。
最後にRCAカバーも締めこんで出来上がりです。
すべての作業が終了しましたら、テスターで導通チェックを行ってください。
センターピン、外郭と導通を計り、その後ショートしていないかセンターピンと外郭でテスターでチェックしてください。)
上記写真の数字は導通テストを行う箇所通しの数字となります。
1.左(L)=白 2.右(R)=赤 3.共通のグランドとなります。
1と1(ステレオミニ側1とRCA1)、2と2、3と3で導通チェックを行います。1と1以外にも1と2、1と3の導通チェックを行ってください。1と1以外に導通がありましたらショートしておりますので、再度ハンダ付けのチェックを行ってください。
導通チェックが終了したら、完成です。
こちらの製作例のRCAプラグをフォンプラグに変更し、プロオーディオのミキサーのラインアウトからラジカセのラインインに(ステレオミニ)つなぎ、最終ミックスのモニタリングなどにも使用できます。