ケーブル、キャノンプラグ、ハンダなどでオリジナル『XLR』ケーブルを作って見ませんか?
音が変化するのはもちろんのこと、ケーブルでオーディオ周りの宴質などして見ませんか!
※ 尚、製作にあたり個人の責任で行ってください。 尚、製作にあたり個人の責任で行ってください。
写真の中のケーブルなどの紹介
- ■ ケーブル『オヤイデ・オリジナル』ストレートライン110AD
- ■ スイッチクラフト・キャノン『銀メッキ』・オス・メス各1個です。
- ■ ハンダゴテ
- ■ ハンダ・『SR-4NCu』
- ■ はさみ『ベビースニッパー』
- ■ スミチューブFもしくはパウンドウッド製の内径12Φ収縮チューブ
- ■ 内径3mm熱収縮チューブ 少々
- ■ テスター『べリンガー』CT100
用意するもの
- ■ よく切れるはさみ
- ■ ドライバー +,-
- ■ ターボライター
- ■ ペンチ
- ■ カッターナイフ
- ■ テスター
ケーブルの下ごしらえ
はさみを使って外部シースを18mmの長さで剥きます。
内部より銅箔が現れますので、内部の編組シールドを傷つけないように銅箔を切断してください。
編組シールドを千枚通しか、細いマイナスドライバーを使ってばらばらにほぐします。
シールドをほぐし終わりましたら、内部のラミネートを切断し更にチューブ、ポリ紐を切断します。
シールドの約半分をカットし、残ったシールドを撚って1本にまとめます。
まとまったシールドに、絶縁のため3mmの熱収縮チューブを被せます。この時、チューブを根元まで挿入し先端が4mm露出するようにしてください。
内部導体の加工に入ります。先端をそれぞれ4mmほどの長さで剥きます。この時、内部導体を傷つけない様に丁寧に行ってください。皮膜を剥いた先端をバラスと中から、チューブコアが出てきますのでこれを切断してください。
チューブコアを切断したら、導体を撚って1本にまとめます。
XLRコネクターの取り付け
図1図2
いよいよ、XLRコネクターの取り付けです。図1をご覧ください。コネクターを正面から見た図になります。コネクターには番号が表記されていますのでこれにしたがって結線をしていきます。図2は先日、基礎編でも登場したBEHRINGERのケーブルチェッカーです。今回もこれを使用してハンダ付けの作業を行いたいと思います。
その前に、ケーブルをハンダ付けする前に、外部ケース、熱収縮チューブ2本、内部絶縁シェルを両端にあらかじめ差し込んでおいてください。これを忘れると後でまたハンダを外してやり直さなければならなくなるのでご注意ください。
まず始めに、オス側から作業したいと思います。オス側のピンはチューブ状になっていますから、これに先ほどまとめた導体差し込みます。ケーブルの方向性としては通常、メスからオスになりますので矢印の根元をメス、先端にオスが来るようにしてください。
※今回はケーブルの色分けを2番-白、3番-青と色分けしました。
導体をそれぞれのピンに挿入しましたら、素早くハンダ付けを行います。この時、ピンにもコテ先が接触するように行うと、半田の流れもよくきれいに仕上がります。
オス側のピンを3箇所ハンダ付けをしましたら、今度はメスのハンダ付けを行います。
メス側はオスと違い、チューブ状ではなく皿状になっているのでちょっと面倒です。ケーブルをハンダ付けする前にまず、ピンを温めて半田を少し(メッキする程度)流します。これは、予備ハンダと言う作業になります。
3箇所の予備ハンダが終わりましたら、いよいよハンダ付けの作業開始です。ケーブルの導体を軽くピンに押し当て、コテ先を当ててハンダを流し込みます。先ほど予備ハンダをしておきましたので、必要以上にハンダを流す必要はありません。
同様に、3箇所すべてのハンダ付けを行いハンダの作業はこれにて終了
※内部配線の色と、コネクターピンの番号を確認しながらハンダ付けの作業を行ってください。オスとメスでは1番3番がちょうど反対になりますので、私なんかは最初のころよく間違えました(汗)
ケーブルの剥き方・プラグの取り付け準備編
ケーブルの中の芯線を剥く前にまずはRCAプラグのスプリングの着いたカバーをケーブルに通して起き、そこから芯線の先端を約0.5mmぐらい剥きますこの芯線を赤と白とを両方剥いて起きます。
そこまでの準備が出来ましたらRCAプラグのハンダを上げるプラグを用意しておき配線をこの様に止めていきハンダを上げる準備をしてこれから取り掛かります。*2芯のうち(白)の配線はシールドと一緒にハンダを上げるのでここで先程のケーブルの先端を0.5mm切りましたが、再度ここで(白)のケーブルをもう少し切りますが約0.5mmぐらいよけいに切りますそうするとシールド線との長さがだいたいよくなります。
収縮チューブと絶縁チューブの取り付け
あらかじめ差し込んでおいた、熱収縮チューブ、内部絶縁シェルをピンの先端まで戻します。
外部シースの切り口より5mm程度はみ出させて、ピン側に収縮チューブを被せます。被せ終わりましたら、ヒートガンやライターなどで丁寧にチューブを収縮させます。
1番目の収縮チューブを縮ませたら、もう一度同じ要領でチューブを収縮させます。
外部ケースを戻し、先端をケース内に収めます。ケースとコネクターにはガイド溝が付いていますのでガイドを合わせて挿入してください。ぴったりと収まりましたら、ケースの穴よりマイナスドライバーを差込み内部のネジを立てていきます。
外部ケースの根元にネジ穴がありますので、芋ネジを締めこんでケーブルを固定します。
最後に、作業がすべて終了しましたらチェッカーの電源を入れテストボタンを押して導通テストを行います。テスターのLEDが斜め一列に点灯すればOKです。
完成です。以上の要領でもう一本作成すれば、オリジナルXLRケーブルの完成です。
もし、どうしてもご自分で作業が出来そうにないという方はご相談ください。