ケーブル、RCAプラグ、ハンダなどでオリジナル(RCA)ラインケーブルを作って見ませんか?
音が変化するのはもちろんのこと、ケーブルでオーディオ周りを宴質して見ませんか!
※ 尚、製作にあたり個人の責任で行ってください。
写真の中のケーブルなどの紹介
- ■ ケーブル6N-A2050Ⅱ
- ■ RCAプラグ、TMSジャパン(4個)1セット
- ■ ハンダ、和光テクニカルSR-4NCu
- ■ ベビースニップN-838(はさみ)
- ■ 機器(べリンガー)・CT100
用意するもの
- ■ よく切れるはさみ
- ■ ドライバー +,-
- ■ ハンダコテ
- ■ ハンダ
- ■ カッターナイフ
- ■ テスター
RCAプラグ、ケーブルの特性
今回は、プロなどで使われるケーブルチェッカー(べリンガーCT100)を使用してケーブルの製作をします。
一般ではあまり使う人はいないと思いますが、結構優れもので、RCA、キャノン、フォン、DIN、Miniジャック、などの導電試験が出来ます。
特に必要な機械ではないですが、ケーブル自作大好き人間は1台持っていてもいいかもしれませんね。
通常ハンダ付けを行う場合は、万力などを利用します。
ケーブルの外装を約8mm程度剥き、その後内部皮膜を3ミリ程度剥きます。
この時、皮膜を剥く道具としてはさみの刃をケーブルに入れて、ケーブルを回転させるイメージで刃を入れていくと良いでしょう。(カッターなどでもOK)
ケーブルの特性、RCAプラグの取り付け編
内部絶縁、外装と皮膜を剥きましたら、ホット、コールド(シールド)を軽くよじって束ねます。この時、中心のホットと、外装のコールド(シールド)が接触しないよう気をつけてください。
以上の処理が済んだら、ケーブルをRCAプラグに挿入しますが、プラグの根元部分にケーブル押さえ用のネジがありますので、のネジを緩めてケーブルをプラグに挿入してください。そして、RCAプラグの真ん中(+側、ホット側)にケーブルの先端をさし、シールド(-側、グランド側)はRCAプラグのツメがあるところに、軽く巻きつけます。そして、ラジオペンチなどで軽くカシメてケーブルを押さえます。
ハンダ上げ、RCAプラグの取り付け
いよいよハンダ付けです。まず、作業を始める前に半田ごては十分熱してから作業をしてください。
■ まずは、センターピンをハンダ付けしますがこのときの要領として、(ここからが肝心)ハンダの小手先を導体とセンターピンに当て、ピンが温まった時点で糸ハンダをハンダ付け箇所に接触させ、流し込むイメージで行ってください。
■ 半田が流れて、金属全体に濡れた感じになったら素早く小手先を外してください。
■ この時、ハンダの流し込みすぎに注意してください。
■ 同様に、アース側も金属バンドと線の接触部分を温めてハンダを流し込みます。
注意 : 長い時間小手先を押し当てていると部材を溶かす恐れがありますので、適当な時間で離すようにしてください。(この辺は、練習をして感覚を身に付けてください。)
ハンダ付けがすべて終了した写真
ポイントは、ハンダを流し込みすぎて団子、通称「芋ハンダ」なならないことと、
ハンダ付けがすべて終了した写真
ポイントは、ハンダを流し込みすぎて団子、通称「芋ハンダ」なならないことと、
RCAプラグ、ケーブルの取り付けチェツク編
両端のハンダ上げが終わりましたら、再度ハンダ上げと『グランド側』のツメを内側に折っているかを確認して下さい。
確認が終了しましたら、プラグ根元のネジを締めケーブルにプラグをしっかりと止めます。この時、ネジは、プラグとフラットになるまで締めこんでください。その後、確認が終わりましたらRCAプラグのカバーをはめ込みます。
最後にRCAカバーも締めこんで出来上がりです。
すべての作業が終了しましたら、ここでケーブルチェッカーの出番です。
電源を入れ、テストボタンを押すと赤いランプが点灯し導通テストが出来ます。
ランプがこのように点灯したらケーブルの完成です。
(チェッカーをお持ちでない場合は、センターピン、外郭と導通を計り、その後ショートしていないかセンターピンと外郭でテスターでチェックしてください。)
チェックが済んだら、オリジナルインターコネクトケーブルの完成です。
もし、どうしてもご自分で作業が出来そうにないという方はご相談ください。