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ACROSS 2000

Defined the difference...高品質マテリアルと最新のテクノロジーの融合

オヤイデ電気には、確固たる設計思想に基づいたケーブル創りの原則が存在します。そこでは妥協という2文字はいっさい許されません。つねに挑戦し続けることで、優れたパフォーマンスを追求するオヤイデ電気は、革新的なアイデアと、従来に例をみない斬新なコンセプトで製品を生み出してきました。こうした姿勢を継承しながら、私達は栄えある伝統を造り上げてきました。それはいつの時代にも人々の期待をはるかに超える製品の歴史であり、常にカスターマーニーズやトレンドを考慮し、人々に感動を与え続けてきたケーブルの物語です。

斬新でありながらも、確固たる設計思想のもと作り上げられた「ACROSS 2000」。基本アーキテクチャーは、独立パラレルレイアウトを採用し、エクステリアは上品でエレガントな仕上がりのベルーガ’(キャビア・ブラック)。しかし、「ACROSS 2000」は、そのシンプルで洗練されたエクステリアとは対照的に、随所に革新的なアイデアと、従来に例をみない斬新なコンセプトが盛り込まれています。PCOCCとまったく変わらないコンセプトを持ちながらも、カスタマーニーズやトレンドを考慮しアップデートされたPCOCC-A。7本の理想的な配分構造で、密度とフレキシビリティを両立させたPCOCC-Aマルチストランディング・ストラクチャー。さらには、各導体は反転方向に撚り上げられ、外部からのノイズの混入を最小限に抑えます。そして、特筆すべきは、いまだかつて見た事のない、「ACROSS 2000」のために特別に開発された、C.I.Sストラクチャーの絶縁体をマウントしていることです。C.I.Sストラクチャーは、微弱振動を開放すると言ったまったく新しい発想のもと開発されました。その構造は振動特性の向上はもちろんの事、電気特性の向上にも大きく貢献します。「ACROSS 2000」は導体のみならず、外装にも古河電工の新素材を投入。新規開発された、世界初オーディオ専用ハロゲンフリーシースを採用。他に類を見ない制震特性と電気的特性の向上が、ロスのない低音域を再生します。古河電工の高品質導体と新素材、新構造をフューチャリングした「ACROSS 2000」。先進性と創造性を併せ持つテクノロジー、更に素材、構造のすべてに妥協を許さない強い意志とスピリットから生まれるオリジナルな世界観と魅力。その背景には、オヤイデ電気のオーディオ用ケーブルにおける伝統の血が脈々と受け継がれているのです。

PCOCC-A導体

千葉工業大学の大野教授によって考案されたOCC製法。これは鋳型を加熱し鋳造することにより、単結晶状の銅線を製造できると言う画期的な方法で、この製法を用いた銅線をいち早く製品化しPCOCC(単一方向性結晶無酸素銅線)として市場に送り出したのが古河電工でした。PCOCCは高純度無酸素銅は不純物が極めて少なく、伝送ロスが発生しにくい素材ですが、更に単一結晶状の銅線とすると、信号方向を横切るような粒界がない性質を有します。

このPCOCCを更に進化させた形がμ導体。PCOCCを一定の条件で加熱・冷却し、組成をコントロールしながら再結晶させたμ導体。結晶構造が縦方向に形成された後、改めて外側から内側に向けて結晶が形成されます。その結果、結晶構造が「密」となり、より不純物の少ない銅線が出来ます。

そしてμ導体を製造する工程で、より高度な加熱・冷却の温度コントロール管理をし、導体の鏡面仕上げを行い、さらに進化させたのが「PCOCC-A」なのです。世界最高水準の精錬・伸銅・製線技術で作られる「PCOCC-A」。そこには、日本が誇るクラフトマンシップが集結されているのです。

十字絶縁構造(Cross insulated stabilizer)

近年オヤイデ電気が取り組んできた、ケーブルにおける振動へのアプローチ。「ACROSS 2000は新たなステージへと進みました。このモデルのために特別に開発され、C.I.S構造を組み込んだ新設計の絶縁体がマウントされています。

いまだかつてない独自のC.I.S構造は中心導体を面ではなく点でサポートし、中心導体と外部との相互干渉を最小限に抑えます。また、内部にレイアウトされたエアダンパーは、今までとは全く違うアイディアで考案されました。従来の振動に対するアプローチでは、内部発生した振動をコンパウンドにより減衰させるという構造でしたが、「ACROSS 2000」では、振動を吸収し減衰させるのではなく、振動を開放するといったアイディアからのアプローチです。さらに、このC.I.S構造はその優れたスタビライザー効果だけではなく電気特性の向上にも大きく貢献しているのです。静電容量の大幅な軽減に高い効果を生み出しました。

思いのままに湧きあがるパワーと俊敏なレスポンス、ストレスのない空間表現、スムーズな伝送特性、そして傑出したパフォーマンスが主な特徴です。 この独創的なC.I.S構造をマウントしたことが、「ACROSS 2000の絶大なパワーと俊敏性を生み出す原動力となっているのです。

マルチストランディングワイヤー

「ACROSS 2000のコアとも言うべき、平行配置された2sqのシグナル・トランスミッション・ユニットPCOCC-A。その構造にも確固たる設計思想が反映されているのです。素線全体を撚るのではなく、幾何学的に安定した1ユニット7本の素線を、さらに7つのユニットを1つのグループ化しました。これにより、素線間のランダムな隙間を排除することにより線間歪を最小限に押さえ「ACROSS 2000」のフレキシビリティに大きく貢献します。さらには、平行に配置されたそれらの導体は、反転方向に均一ピッチで撚り上げられ、外部からのノイズの混入を最小限に抑えます。

高音質とユーザビリティ。これらを高次元で融合させた「ACROSS 2000」。ここにも、オヤイデ電気のオーディオ用電源ケーブルにおける伝統の血が脈々と受け継がれているのです。

特性

「ACROSS 2000」はその斬新で独創的なアーキテクチャーから、振動に対して優れたケーブルという印象を与えますが、語らなくてはいけないのはその優れた伝送性能なのです。「ACROSS 2000」を開発する際には、信号の駆動力を的確に伝えると同時に、情報を瞬時に伝える優れたレスポンス、そして傑出したパフォーマンスを実現することが求められました。

静電容量24.7pF/m(1kHz)という驚異的な低容量化に成功した「ACROSS 2000」は、広帯域でのパワーの向上と、伝送ロスの低減といったメリットをもたらします。さらに、その特性インピーダンスにも確かな設計思想が反映されています。ハイインピーダンス(218Ω)に設計された「ACROSS 2000」は、効率の良い信号伝送を可能にします。

いかに、純粋な信号を伝達するか。この難しいテーマを具現化するには、言葉や独創的なアイデアだけでなく、特性数値や物理的な論理がなければ成立しないのです。

絶縁材・外装シース材

追い求めるのはデータに裏打ちされた独創性、たゆまない研究開発による先進性。「ACROSS 2000は古河電工の協力のもと、PCOCC-Aという高品質導体に加え、オーディオ専用シース材の供給をも獲得したのです。欧州RoHS指令をもクリアするオーディオ専用ハロゲンフリーシースは、素材の配合比により非常に高い振動減衰特性を有し、クリアな信号伝送を可能にしました。さらに、電気特性にも優れたポテンシャルを発揮し、外装による低音域の比誘電率の上昇を抑制、減衰量の上昇を制御しました。これにより、充実した低域を再生します。

そして、絶縁体にもオヤイデらしい、クラフトマンシップが反映されています。従来のPVCに比べ、誘電率が約1/4という極めて低い特性を示す高分子ポリオレフィンを採用。また、絶縁体と導体の密着率にも細心の注意を払いました。通常の1.1倍のテンションをかけながら引き出し、絶縁体と導体を均一に密着させ、ランダムな隙間を排除し、線間歪による音質の劣化を排除しました。

 

製品仕様 ACROSS 2000

導体 PCOCC-A
線径 2.0Sq(7/7/0.23)
構造 C.I.S(Cross insulated stabilizer)構造
絶縁体 高分子ポリオレフィン
チューブ層 ポリエチレン
外装 オーディオ専用ハロゲンフリーシース
外径 9.0×18.0mm
導体抵抗

8.4 Ω/km(at20℃)

静電容量 24.7 PF/m
特性インピーダンス 218Ω
定価

¥3,600-(¥3,780-税込)

発売 2006年9月25日
荷姿 30mボビン巻き
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