QAC-212 |電線・ケーブル・オーディオ・専門店 小柳出電気商会(オヤイデ、oyaide)

QAC-212

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伝説のプレミアムマテリアル "LC-OFCカンタム"が新たな歴史を刻み始める。 その秘めたるポテンシャルがいま開花。2芯シールド構造の切り売りインターコネクトケーブル。

QAC-212

INTRODUCTION

世界の最先端をゆくケーブルテクノロジーのリーディングカンパニー“日立電線”。同社ではその最先端技術を結集し、オーディオの黎明期からオーディオ用高音質ケーブルの開発に勤しんできました。そのたゆまぬケーブル開発によって、1980年代半ばに画期的な高純度銅“LC-OFC”が誕生します。この“LC-OFC”は、銅結晶を巨大化し、線形に引き延ばすことで結晶粒界を激減させた高音質導体であり、ケーブルによる音質向上をオーディオ界に知らしめることに見事成功しました。さらに日立電線では、この“LC-OFC”の銅素材に高純度無酸素銅“クラス1OFC”を使用した「LC-OFCカンタム」を開発。この「LC-OFCカンタム」を信号線に使用した日立電線のオーディオケーブルは、繊細かつハイスピードなサウンドによって瞬く間にオーディオファンの心を捕らえ、当時のオーディオ界に一大センセーションを巻き起こしました。

このように、群を抜くポテンシャルによって多くのオーディオファンを魅了した「LC-OFCカンタム」ですが、時代の変化とともに、その生産は惜しむべく2000年代初頭にいったんは途絶えることになります。 しかしながら、オーディオファンはあの純粋でスピード感あふれる“カンタムサウンド”を忘れることはありませんでした。わたしたちオヤイデ電気は、ケーブルの販売を通じていち早く顧客ニーズを察知することが可能です。多くのオーディオファンから寄せられる「LC-OFCカンタム」復活の声に応え、オヤイデ電気は日立電線に「LC-OFCカンタム」の生産再開を依頼。オヤイデ電気が独占販売権を得て、2008年秋「LC-OFCカンタム」が復活します。

伝説のプレミアムマテリアル「LC-OFCカンタム」の記念すべき復活第一弾として、わたしたちは空前のヒットとなった「LC-OFCカンタム」使用のラインケーブル“QAX-112”をベースに、オヤイデ電気のエッセンスを注ぎ込み、さらなるブラッシュアップを図りました。世界屈指のケーブル開発企業体である日立電線と、オーディオファンが望みうるものを最良の形態で提供し続けることを使命とするオヤイデ電気。そのコラボレーションが成せる最上のマテリアル。伝説のプレミアムマテリアル「LC-OFCカンタム」は、その復活を待ち望んでいた貴方のため、そしてこれから“カンタムサウンド”を体験する貴方のため、いまここに不変の存在となりえるのです。


FEATURES

LC-OFCカンタム(QUANTUM)導体

クラス1OFC(※1)を線形結晶化したLC-OFC(※2)がLC-OFCカンタムです。このLC-OFCカンタムは、通常の銅より結晶粒界が大幅に少なく、ピュアな信号伝送が可能です。これを日立電線で製品化したインターコネクトケーブルには、かつて「QAX-112」がありました。このQAX-112は発売以来爆発的人気を誇り、オーディオ市場では異例ともいえる、10年以上にわたるロングセラーを達成。しかしながら、2000年代前半の日立電線のピュアオーディオ用ケーブルからの撤退に伴い、LC-OFCカンタムの生産ラインも一旦閉鎖。2008年に生産再開された伝説の線材、それがLC-OFCカンタムなのです。

(※1)クラス1OFC
日立電線が世界で初めて量産化に成功した高純度無酸素銅です。結晶粒界であるガス成分(主に水素ガス)を真空ガス装置により極限まで除去し、ASTM B170に規定されている高純度保障値(クラス1~5に分類される)の中でも最高レベルのクラス1OFCを実現しています。これにより、純度99.995%以上、酸素含有量10ppm以下を達成。この高度な無酸素銅の生産技術が、“世界の日立”と呼ばれる、日立電線の高度なテクノロジーを象徴しています。

(※2)LC-OFC
Linear Crystal Oxygen-Free Copperの略で、1983年に日立電線が開発したオーディオ向け無酸素銅です。銅結晶を巨大化し、線形に引き延ばすことで、結晶粒界を激減させたことを特徴とします。これにより、結晶粒界により生じていた信号伝達ロスを少なくできます。

高密度な反転同心撚り導体からなる信号線

ケーブルテクノロジーのリーディングカンパニーである日立電線は、LC-OFCカンタムのアドバンテージを最大限に発揮する導体構造についても、常に最上のテクノロジーを投入。通常、オーディオケーブルの導体はランダムに撚り合されるのが常ですが、日立電線ではあえて手間のかかる高度な撚り線技術を採用。信号を伝送するLC-OFCカンタム導体は、3層からなる反転同心撚り構成にて高密度に撚り合されています。これにより、素線間の隙間が極限まで排除され、ランダム撚りのケーブルに比して導体が高密度になり、線間歪による音質劣化を極限まで排除できます。このように、日立電線の高音質テクノロジーは、QAC-212Rのアイデンティティを高度なレベルで昇華しています。

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低誘電率を誇るPE絶縁体

信号伝送をロスなく伝えるには、ケーブルのキャパシタンス(静電容量)をできるだけ抑制できる絶縁素材で導体を被服するのが理想であり、そのため絶縁体の素材選びには最大限の配慮をする必要があります。日立電線では、理想的なケーブル素材について、その豊富な設計理論と測定データから、常に最適なものを選定することが可能です。QAC-212Rには、導体を被覆する絶縁体に音質最優先の素材を用いています。導体を被覆する絶縁体には、誘電率の低いPE(ポリエチレン)を採用。これにより、ケーブルのキャパシタンスが抑制され、信号の伝送ロスが低減されることで、特に延びのよい高域特性が得られます。

共振を防ぐLDPE内部シース

絶縁材と、それを覆う内部シースの組み合わせは多岐にわたり、その組み合わせはケーブルの振動モードの観点から音質にシビアに影響します。日立電線では、膨大な組み合わせの中からPE絶縁体にベストチョイスな最上のシースマテリアルを使用。絶縁体を覆う内部シースに、絶縁体より硬度を低くしたLDPE(低密度ポリエチレン)を採用しました。内部シースを絶縁体と異なる硬度に設定したことにより、ケーブルに伝わる振動を効果的に抑制し、よりシャープな定位感を実現。その優れた強度に加え、適度な柔軟性を兼ね備えることで、ケーブルの耐久性を損なうことなく、優れたフレキシビリティーを発揮します。


LC-OFCカンタムからなる高密度シールド

オーディオの微細かつデリケートな信号をノイズからプロテクトするには、高度なシールド技術が要求されます。QAC-212Rのエモーショナルなサウンドは、豊富なテクノロジーの蓄積から得られた日立電線の高度なシールド技術によって完璧となります。内部シースを覆うシールドには、導体と同様のLC-OFCカンタムを採用。このLC-OFCカンタムからなる素線を90%以上の高密度な網組構成とし、信号線へのノイズの侵入を抑制しています。信号導体とシールド導体をLC-OFCカンタムで統一したことにより、シールド導体のグランドポイントにおいて信号線との電位差を生じることなく、スムーズなノイズ処理が可能となります。


RoHSをクリアしたPbフリー外部シース

世界規模で進む産業製品の環境への配慮。それはオーディオ製品であっても例外ではありません。ユーザーに長きにわたり安心して使用されるケーブルを目指し、日立電線ではケーブル素材のエコ化を世界に先駆けて実現。ケーブル表面を覆う外部シースには、欧州の厳しい環境基準RoHS指令(*1)その他の環境基準(*2,*3)をクリアしたPbフリーPVCを採用しました。また、外部シースの色彩は、日立電線時代の当時をそのままに再現し、フォレストグリーンとしました。その美しい、深みのある色調は、QAC-212Rが奏でる繊細かつ深みのあるサウンドを象徴します。この徹底したケーブル素材へのこだわりが、“世界の日立”と呼ばれる所以であり、日立電線のケーブルが今もって最先端足りえる理由でもあります。

(*1) 2002/95/EC RoHS指令「電気/電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限」
(*2) 2005/618/EC COMMISSION DECISION of 18 August 2005
(*3) JIS C 0950:2005 「電気 電子機器の特定の化学物質の含有表示方法」



SPEC

製品仕様 QAC-212

導体
LC-OFCカンタム(LC-OFCクラス1の撚線)
線径
0.5Sq(50/0.12)
構造
2芯シールド構造
絶縁体
PE(ポリエチレン)
内部シース
LDPE(低密度ポリエチレン)
シールド
LC-OFCカンタム(0.12素線216本からなる編組)シールド密度90%以上
外部シース
PbフリーPVC
外径
7.9mm
最大導体抵抗
34Ω/km(at20℃)
最大絶縁抵抗
1,000MΩ/km(at20℃)
静電容量
50pF/m
定価
1,200円/m(1,260円/m税込)
発売予定日
2008年11月20日